カヤの実
その昔カヤの実は脂質が豊富で滋養のある栄養源として重宝されていました。
実を精製してつくる油も食用油や灯火用として利用していました。
保存会ではカヤの実の価値も見直し、ヒダリマキガヤの実の採取・販売活動を行っています。
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2023年収穫のヒダリマキガヤの実は売り切れにつき販売終了です。
来年の収穫をお待ちください。 2023年 能座かやの木保存会
カヤの実の収穫量
ヒダリマキガヤの実は豊作の年もあれば不作の年もあり、毎年一定量を収穫できるものではありません。
収穫量が少ないと判断した年には販売活動は行っておりません。
保存会では樹木の状態観察の一環として収穫量を計測し記録しています。
>>収穫量の推移
カヤの実の採集
1.秋になると緑色の実をつけます。 | 2.落ちた実を拾い集めます。 |
3.果肉部分をむいて中の種子を取り出します。 |
4.一週間ほど灰汁に浸けて、アク抜き(渋み取り)をします。 灰汁はナラの木の灰を使っています。 |
5.よく洗ってゴミを取り除き、陰干しをして乾燥させます。 |
カヤの実の食べ方(加熱方法)
カヤの実を炒って食べると、香ばしくて少しほろ苦い独特の味わいがあります。
しっかりと炒るほどに薄皮が取りやすくなり、香ばしさも増します。
くだいてクッキーやパン、ケーキに入れて焼いたり、和え物に混ぜても風味や食感を楽しめます。
レンジで加熱する場合
- 殻を割り、実を取り出す
- 銀杏割りやクルミ割り等で軽くはさんでひびを入れ、カラを取ります。
- レンジで加熱する
- 皿に並べ、レンジで90秒ほど加熱します。
- 薄皮を取る
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軽くかき混ぜて更に90秒ほどレンジで加熱し、薄皮を包丁等でソギ落とします。
※薄皮ごと食べることもできますが、少し渋みがあります。
フライパンで炒る場合
- フライパンで炒る
- カラごと弱火でゆっくりと炒って、カラが黒く焦げたら皿などにとります。
- 殻を割り、実を取り出す
- 銀杏割りやクルミ割り等で軽くはさんでひびを入れ、カラを取ります。
- 薄皮を取る
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フライパンに戻し、更に90秒ほど炒ってから薄皮を包丁等でソギ落とします。
※薄皮ごと食べることもできますが、少し渋みがあります。